ルーキーの京田は今シーズン、開幕スタメンに名を連ね、大豊泰昭以来となる28年ぶり開幕戦新人初ヒットをマーク。

持ち味の堅実な守備でショートのレギュラーに定着すると9月には58年ぶりとなる球団新人最多安打記録を更新。大活躍をみせた。

そして、ドラゴンズでは川上憲伸以来となる19年ぶりの新人王へと輝く。

シーズン終了後には侍ジャパンにも選出されアジアプロ野球チャンピオンシップでも日本の1番バッターとして活躍した。

そんな京田の今だから話せる本音とは…


~新人安打記録~

<セリーグ新人最多安打記録>
1位:長嶋茂雄さん 153安打
2位:京田陽太選手 149安打

「正直に言いますと、球団新人最多安打記録はそんなに苦しくなかったんですけど、長嶋茂雄さんの記録をいわれるとプレッシャーがありました」

「打ちたい!打ちたい!という気持ちが強すぎて変なボールに手を出したりとかしてしまっていた」

Q、毎日、スポーツ新聞に「長嶋越えまであと○○本!」とか載っていたけどその時は?

「寮にスポーツ新聞が置いてあるので、毎日あっ!ってなりますね」


~忘れられないエラー~

京田にはシーズン中、忘れられない試合がある。

それは5月のヤクルト戦、2回、ノーアウト1塁の場面、なんでもないショートゴロをはじいてしまいしまった。
京田のエラーをきっかけに先発・バルデスは乱れ2回6失点、試合を壊してしまった。

「試合中も涙でウルウルするぐらいショックで、試合終了後に泣いてしまった」

「自分のひとつのミスで誰かの人生を変えてしまうことになるので。いままで真面目にやってきたけどそこから1球に対する取り組み方が変わった」

「今までは好きでやっていた野球だったけれどもプロの世界は仕事にもなるので」

「次の日が休みだったんですけど、奈良原守備コーチからどうするか?と聞かれて練習します!と答えた」


~奈良原守備コーチの存在~

「奈良原コーチには、守備はポジショニングが大事だとずっといわれてきた」

「シーズン中はベンチにいる奈良原コーチの指示を見ながら守っていた」

「指示されたポジショニングにバッターの打った球がしっかりと来る」

「シーズン終盤になった時に奈良原コーチから一回自分で考えて守ってみろと言われて守備をしていた」

「自分で考えて守備をしてベンチに戻ると、もっとこのバッターの時はこっちのポジショニングの方がいいんじゃない?とか細かいアドバイスをくれる」

「守備をするのが楽しいです!」


充実したプロ1年目のシーズンを過ごした京田。

来年はさらなるキャリアアップを目指し、確固たる地位を築く

「来年は143試合にフル出場して誰にもショートのポジションを譲らないように頑張りたい」

2017年12月1日(金)放送『スポケン!』より