2018年6月某日。ある人物の“歴史ノート”に、ある出来事が刻まれた。

その人物の名は、竹田基起。

竹田の“歴史ノート”をめくっていると、小学4年生のページに「少年野球チームに入る」という出来事があらわれる。

その後、中学卒業まで野球を続けた竹田少年。

レギュラーを張り続けていたものの、「自分に高校でも続ける実力はない」と判断し、15歳で涙の引退を決める。

3年前の“歴史ノート”のページを読んでみよう。

「復活したメ~テレ野球部に入部する」と記されている。

30歳を過ぎ、竹田は再び野球のユニホームに袖を通すことになるのだった。

早々と疲れている竹田

33歳になってなおユニホームを着続けている竹田に起こったのが、冒頭に書いたある出来事である。

その日、竹田は3番ファーストでスタメン出場していた。

第一打席は四球。

迎えた第二打席のことだった。

内角高めのストレートをとらえた打球はぐんぐん伸びていく。

レフトが見上げる。

フェンスを越える。

野球を始めて24年目。

初めてのフェンスオーバーのホームランだった。

思わず出たガッツポーズ。

誰にも邪魔されることのないダイヤモンド一周。

ホームランによって元気が出た竹田

2018年6月某日の竹田の“歴史ノート”のページには、この言葉が刻まれた。

「ホームランは気持ちいいことを知る」

※このブログは事実に基づいて書かれています。しかし、“歴史ノート”は存在しません。

2018年6月14日(木)竹田基起アナのブログより