五輪3連覇を含む、世界大会16連覇…。「霊長類最強女子」吉田沙保里選手が33年間のレスリング人生にピリオドを打つことを発表しました。東京で行われた引退会見に私も出席しましたが、吉田選手が何度も口にした「やり切った」「やり尽くした」という言葉が象徴する充実感漂う表情が印象的でした。

引退会見。100人以上の記者で私の席からはこんな景色。

 「1度取材したらみんな彼女のファンになる」私が新人アナウンサーだった頃、先輩ディレクターが吉田選手を表現した言葉です。多くのメディアで語られているエピソードでもはやその説明は不要だと思いますが、日本中のファンの期待に応え続けてきた吉田選手は、来る東京五輪について「精神的な支えになりたい」と語りました。

2015年のトークショーにて

 次の世代の選手たちが偉大なる先輩からタスキを受けてどんな活躍を見せるのか、そして吉田選手と「次のステップ」でまたご一緒できる日も1人のファンとして楽しみにしています!

2019年1月15日(火)堂野浩久アナのブログより