愛知県高浜市で発見!?巨大な銀のしゃちほこ!

日本三大瓦の一つ、三州瓦の有数の産地で、日本最大の生産量をほこる愛知県高浜市。ここにある、日本で唯一の「瓦」をテーマにした美術館「高浜市やきものの里 かわら美術館」にマチQがやってきました。

そして、かわら美術館の入り口にそびえ立つ巨大オブジェこそ、瓦の街として有名な高浜市の名物、銀のしゃちほこです!

左右にどんと構えた銀のしゃちほこ。すごい迫力です・・・。道行く人の目を釘付けにしてしまうこと間違いなしですね!

しゃちほこと言えば、名古屋城のしゃちほこが有名なこともあり、金色の姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。一方、かわら美術館の銀のしゃちほこは、上から下まで銀一色。それも、すべて瓦でできているというから驚きです!

こちらの銀のしゃちほこは、今から26年前に地元の瓦職人たちによって作られました。こんなに大きなオブジェなので、完成までにはかなりの苦労があったのではないでしょうか?

銀のしゃちほこの制作者、加藤元彦さんに制作の裏側を聞いてみた!

銀のしゃちほこ制作の中心人物で、設計・制作を担当した加藤元彦さんに、お話を伺いました。

かわら美術館の銀のしゃちほこ制作は「名古屋城のしゃちほこより大きなものを作ろう」という加藤さんの提案がきっかけで始まったそうです。金のしゃちほこをライバル視して作られたなんて、銀のしゃちほこに隠された裏ストーリーまでおもしろいですね!

金のしゃちほこと比べると、その大きさの違いは一目瞭然。金のしゃちほこより60cmほど大きく、銀のしゃちほこの高さはなんと3m20cm!実際に見てみると、そのとてつもない大きさに驚愕してしまいそうです。

しかし、衝撃なのは大きさだけではありません。目の部分やうろこなど、細かい模様も完全に再現されています!この大きさで細部まで作りこまれているなんて、まさに”職人技”ですね。

さらによーく見てみると、ところどころ筋で切れている部分があることがわかります。実は、銀のしゃちほこはいくつかのパーツが組み合わさってできており、切れ目がパーツの区切りになっているのです。銀のしゃちほこは、まず一つ一つのパーツを焼き上げてから、それらを寄せ集めて完成させたのだとか。この複雑なプロセスを踏んだことで、これだけ大きなしゃちほこが見事に出来上がったのですね。

銀のしゃちほこ制作で、加藤さんがもっとも苦労したことは?

ここでクイズです!加藤さんには、銀のしゃちほこを作る上でもっとも苦労したことがあったのだとか。その苦労した作業とはいったい・・・?

A. 大きさを合わせる B. 模様を再現する

遼河はるひさんはAを選択。「一つ一つのパーツの大きさを合わせるのは難しいのでは・・・」と予想しました。
一方、品田英雄さんはどちらも大変そうだと悩みながら「デザインが緻密にできていても、それを焼いて完成させるのは難しい」とBを選択しました。

スタジオと同じく、視聴者から寄せられた回答も、A「大きさを合わせる」が48%、B「模様を再現する」が52%と、いい勝負になりました。どちらも難しそうで決めきれない、といったところでしょうか・・・。

銀のしゃちほこの秘密とは?いぶし銀の豆知識にスタジオも大盛り上がり!

正解は・・・Aの「大きさを合わせる」でした!

生の土は、焼くと1割強大きさが縮んでしまうのだとか。「縮む差を考えながら(各パーツの)大きさを合わせるのが非常に難しいんです」と加藤さん。

では、いったいどのようにして正確に大きさを合わせたのでしょうか?その秘密を探るべく、26年前に加藤さんが作成した設計図の現物を見せていただくことに。

一つ一つのパーツを正確な大きさで焼き上げるために、パーツごとに原寸サイズの設計図を作ったそうです。パーツの総数は、驚きの47個!20人ほどの人たちが携わり、それらを焼いて組み合わせ、銀のしゃちほこを完成させたのだとか。

「苦労してできたなぁということで自慢しています」と語る加藤さん。制作にかかわった皆さんの苦労のかいあって、銀のしゃちほこは誕生したのですね!

最後にちょこっと豆知識。

特別に着色などをせずに、銀色を出しています。それをいぶし銀というそうです。これには、スタジオでも「なるほどー」と大盛り上がりでした。

愛知県高浜市の「かわら美術館」にある巨大オブジェ、銀のしゃちほこ。

車だと知多半島道路阿久比インターから約15分、電車だと名鉄三河線「高浜港」駅下車で徒歩約10分です。旅行ついでにぜひ見に行かれてみてはいかがでしょうか♪