全国2位を誇る三重県民のチャーハン愛!街の声は?

ニチレイフーズが「チャーハンをよく食べる都道府県別ランキング」を発表!中華料理店の数が日本一の東京都、中華街がある神奈川県を押さえて上位を占めたのは、石川県・三重県・滋賀県でした。そこで今回の「あらゆるサーチ」では、2位の三重県に注目し、三重県民がチャーハンを愛する謎に迫ります!

まずは、四日市市で、三重県が2位の「○○をよく食べる県」ランキングを見てもらい、一体何のランキングなのかを予想してもらいましたが、皆さん全く見当がつかない様子…。

それもそのはず!普段の食生活の中で、一体何が珍しいことかなんて、なかなかパッと思いつかないですよね。

正解を発表すると「あ~チャーハン!」「確かに食べる!」と、驚きつつも納得の表情。よ~く話を聞いてみると、「今日のお昼ご飯もチャーハン作ろっかって話をしてたんですよ。」「昨日チャーハンやったやん。おとといも食べた。」との声が…!

さらに、50人の三重県民に、チャーハンを食べる頻度のアンケートを行ったところ、週に1・2回食べると解答した人が半数近くいらっしゃいました。やはり三重県民の生活の中には、確実にチャーハンが根付いているようです。

ラーメン店の一番人気も…チャーハン!?

三重県伊勢市に本店を置く、三重県民御用達のラーメンチェーン店「あじへい」に行ってみると…あっちのテーブルでもこっちのテーブルでも、皆さんチャーハンを食べているではありませんか!あれ、ここはラーメン屋さんでしたよね、と思わず確認してしまいそうになる店内。

あじへい上地店の店長、奥中康文さんに、お店でのチャーハン人気について尋ねてみると「ランチメニューではチャーハンランチが一番売れます」とはっきりお答えに…。

10種類あるランチメニューの中でも、チャーハンランチは一番人気で、多い日には1日200食も注文を受けるんだとか。三重県民のチャーハン愛もここまでくると、いっそすがすがしいほどですね。

伊勢志摩の郷土料理「てこねずし」までチャーハンに!?

続いてインタビューさせていただいたのは、志摩市で海女をされている、小川三輪子さん。チャーハンについて尋ねてみると、カツオの漬けを酢飯の上に散らした伊勢志摩の郷土料理「てこねずし」をチャーハンにしているとの証言が飛び出しました!

なんと、小川さんの息子さんは、できたてのてこねずしでもチャーハンにしてしまそう。「せっかくてこねしたのに」とおっしゃる小川さんに、スタジオは笑いと驚きに包まれました。

小川さんの証言に基づき調査してみると、志摩市にある伊鈴屋で、「手こね寿司チャーハン」なるメニューを発見!

「手こね寿司チャーハン」は、てこねずしをオリーブオイルを引いたフライパンで炒めて作られているそう。酢飯の酸味が飛び、マイルドになるだけでなく、カツオの漬けの香ばしさで、より食欲をそそる逸品へと変身します。小さいお子さんや外国の方でも、チャーハンにすることで食べられるようになるんだとか。

郷土料理までもチャーハンにアレンジしてしまう三重県民のチャーハン愛・・・。一体そのルーツは何なのでしょうか。

三重県民のチャーハン愛の秘密は給食?子どもの頃からの親しみの味だった!

街中でのインタビュー中、三重県では、給食にまでチャーハンが出るという驚きの証言を得ることができました。

三重県紀北町立船津小学校に訪れてみると、給食の主役、キムチチャーハンが登場!キムチが苦手な子どもでも、給食のチャーハンだと、おいしく食べられるそうで、キムチチャーハンは常に人気上位のメニューなんだそう。

そこで、学校給食でチャーハンが出るか、三重県全域に調査範囲を広げてみることに。すると、伊賀市の学校では伊賀牛チャーハン、鳥羽市や伊勢市では地元で獲れるあおさやじゃこを使ったチャーハン、津市ではビビンバチャーハン、紀宝町では高菜チャーハンなど、数多くのご当地チャーハンが存在していることが分かりました!

中でも、特に個性的な給食のチャーハンが、名張市の小学校の「元気100倍チャーハン」です。牛肉・地元の野菜・カリカリ梅で作られたこのチャーハンは、15年前に当時の小学生が地元の食材を使った献立を考えたときに採用されたメニューなんだそう。

実は、三重県の29の市と町に給食でチャーハンを出しているか調査したところ、約9割の自治体で出していることが判明しました。まさか、三重県では給食にチャーハンが出るのが当たり前だったとは…!

学校給食の定番でもある「チャーハン」。子どもの頃から食べる機会が多いことが、三重県民がチャーハンを愛してやまないルーツなのかもしれません。

皆さんも三重県を訪れた際は、ご当地チャーハンを食べに行ってみてはいかがでしょうか♪