コロナ禍で多くの映画作品が公開延期となる一方、劇場では「三密」を避ける取り組みが行われています。日常が早く戻ることが望まれるなかですが、この秋、メ~テレが手掛ける映画の公開が続きます。
現在公開中の映画「本気のしるし」は、同名原作コミックを深田晃司監督がドラマ化したものを映画として再構成した、約4時間に及ぶ長編作品です。ドラマ制作の際、メ~テレとしては制作費を奮発したつもりでしたが、監督からは「長編映画と考えると安すぎる」と今でも笑い話にされています。しかしこの劇場版、なんとカンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション2020に選出されるという快挙を成し遂げ、今年の東京国際映画祭での上映も決定しました。
波に乗るメ~テレ印の映画はさらに続きます。10月23日には「リトル・サブカル・ウォーズ~ヴィレヴァン!の逆襲~」を公開。名古屋発祥の本屋「ヴィレッジヴァンガード」が舞台のテレビドラマ続編となる作品で、26日からはドラマ版の第2弾を放送します。
11月には直木賞受賞作を波瑠さん主演で映画化した「ホテルローヤル」が公開されます。東海地方から全国へ、良質な作品をお届けしますので、ぜひお楽しみください。(コンテンツプロデュース部 石川真吾)
※朝日新聞名古屋本社版 2020年10月14日掲載『教えて!ウルフィ/波に乗るメ~テレ映画』