岐阜県笠松町で起きた84年前の衝撃的な出来事とは!?
木曽三川の一つ、木曽川に面する岐阜県笠松町。130年の歴史があるこの街に、マチQがやってきました!
笠松町では、84年前に、ある衝撃的な出来事が起こったんだそう!
それが・・・隕石の落下です!
当時の状況に詳しい笠松町在住の箕浦高之さんによると、1938年(昭和13年)3月31日、ドンというすごい音と共に、箕浦さんの祖父の家の屋根瓦を突き破って隕石が落下!
箕浦さんの祖父は「これはひょっとして隕石じゃないか?」と直感で思ったそう。落ちてきた隕石は、熱くてしばらく触れなかったんだとか・・・。
まさか隕石が家の中に落ちてくるなんて、一体誰が想像できたでしょうか。映画やドラマで出てきそうなシーンが現実に起こっていたなんて、驚きです。
箕浦さんの祖父の実家に落ちてきた、およそ46億年前のものとされる、本物の隕石がこちら。
長さ10.8cm、重さ721gのこちらの隕石は、笠松町の指定文化財に認定されました!
この隕石こそ、笠松町を盛り上げるきっかけを作ったモノなんです。
隕石を使った町おこし?隕石とお菓子のコラボレーション!
この一大事件から長い年月を経て、去年の10月、笠松町では、隕石を使った町おこしが始まったんです!
まずご紹介するのは、隕石をモチーフにしたお菓子「笠松隕石最中」。
隕石とお菓子がまさかのコラボ!?
あの46億年前の隕石が、真っ黒で美しい一口サイズの立方体で見事表現されています。宇宙をイメージして、隕石の黒を基調としたお菓子を、笠松菓子組合のみなさんで研究して作ったんだそう。
意外や意外・・・46億年前の隕石が、まさかお菓子になるなんて!隕石にまつわる事件でもなければなかなか思いつかない、斬新なアイデアですよね。
隕石落下当事者の家族が最初に「笠松隕石最中」を見た感想は?
スイーツを使った町おこしに、笠松町民のみなさんもアンケートで参加されたんだそう。なんと、隕石が落ちてきた箕浦さんのお母さんも、アンケートに回答されたんだとか!
ここでクイズです!
隕石落下当事者の家族、箕浦さんのお母さん。最初に「笠松隕石最中」を見た感想は・・・?
A. もっとゴツゴツに B. キューブ型がカワイイ
スタジオの森田豊さんはAを選択。「お母さんのイメージはゴツゴツなんじゃないかな?若い人だったらカワイイ方かなと思うんだけど・・・」と予想しました。一方、浅尾美和さんはBを選択。「キューブ型はカワイイし食べやすいんじゃないか」と森田さんとは異なる意見でした。
視聴者から寄せられた回答は、A「もっとゴツゴツに」が58%、B「キューブ型がカワイイ」が42%と、Aの回答がリードする形になりました!
果たして正解は・・・?
実は最中だけじゃない!?笠松町の町おこし隕石スイーツとは
正解は・・・Bの「キューブ型がカワイイ」でした!
箕浦さんのお母さんが回答した実際のアンケートには「今のキュービックがかわいいし食べやすい」と記入されていたようです。
隕石落下当事者の家族お墨付きの「笠松隕石最中」。そのお味も気になるところですね。
・・・と、ここで終わるかと思いきや、実は笠松町の隕石スイーツは最中だけじゃないんです!なんと笠松町では、笠松菓子組合の7店舗で、それぞれオリジナル隕石スイーツを用意しているんだそう。
それでは、笠松町の隕石スイーツをまとめてご覧いただきましょう。
おまんじゅうを始め、おせんべいやシュークリームなど、すべてが真っ黒です。真っ黒スイーツは、全国でも珍しいと言われているそう。
たしかに、きらびやかで写真映えするスイーツが人気を集めている今日では、なかなかお目にかかれない見た目ですよね。
84年前の隕石落下がきっかけで誕生した、岐阜県笠松町の隕石スイーツ。皆さんもぜひ、宇宙の神秘を感じるスイーツめぐりに行かれてみてはいかがでしょうか♪