映画を作って届けるだけでなく、楽しみ方や奥深さも伝えたい――。メ~テレはGWに映画監督の深田晃司さんによる「メ~テレシネマpresentsティーン映画ワークショップ」を開催しました。
フランスで実際に行われている映画鑑賞教育を参考に、小中学生対象の「鑑賞セミナー」を行いました。名作海外映画の上映と、深田さんによる映画史や作品の文化背景の解説で、楽しみながら映像を読み解く力をつけようというイベントです。
高校生対象の「制作ワークショップ」では小グループで脚本作り~撮影を行いました。ルールは①5文字×15セリフ以内②ワンカットワンシチュエーション③テーマは「別れ」。これらを踏まえて作られた脚本を、別グループと深田さんが撮影することで、情報の取捨選択によって全く違う映像になることを学びました。
さらに5月20~26日には伏見ミリオン座(名古屋市中区)で「メ~テレシネマ映画祭」も開催。深田さんが監督を務めた「淵に立つ」「本気のしるし」や、樹木希林さん主演の「あん」といったカンヌ映画祭など国内外で高評価を得た作品や話題作を一挙上映します。
メ~テレをきっかけに、映画をより身近に感じてもらえていたらうれしく思います。(加藤優プロデューサー)
※朝日新聞名古屋本社版 2022年5月18日掲載『教えて!ウルフィ』/映画の奥深さも伝える