三重・南伊勢町に、人々から愛され続ける廃校があった！
三重・南伊勢町で、廃校になった小学校が大変身を遂げて、あるスポーツができる施設に生まれ変わりました。今回の「マチQ」は、三重・南伊勢町の廃校にオープンした、あるスポーツ施設についてお届けします！
南伊勢町立旧穂原小学校は、2014年に廃校になってしまった学校。しかし、廃校になっても多くの人が訪れる場所なのです！
校庭には、樹齢400年以上の大イチョウがあり、秋になると地元の人が集まる紅葉スポットに。さらに、学校の設備もフル活用されています。校長室を使ったカフェや体育館での体操教室、職員室を使った図書館など、多くの町民に利用され続けているのです！学校全体を活用して、今でも町民が集まるスポットにしているのですね。
そんな旧小学校の校庭に、今年10月、あるスポーツ施設がオープン！
南伊勢町民は「坂をのぼったりすると気持ちいい」「見られるというプレッシャーがあって怖い」と、施設を満喫している様子です。
発案者の1人、舌古勇樹さんは「こんなに反響いただくと思ってなかった。僕が昔感じていたこのスポーツのイメージとは全く違っている」とコメントしています。果たして、廃校に子どもたちを呼び戻し、活気を与えた話題のスポーツとは！？
旧穂原小学校で出来るスポーツとは？
ここで、舌古さんと南伊勢町の子どもたちからクイズです！
旧小学校の校庭で出来るスポーツは、次のA・Bのうちどちらでしょう？
Aスケートボード Bボルダリング
それでは、スタジオの解答を見ていきましょう。
水曜レギュラーの山田美保子さんと井戸田潤さんは、どちらもAの「スケートボード」を選択！
視聴者の皆さんの解答は、Aが50%、Bが50%と、ハーフ・ハーフという結果になりました。
果たして、気になる正解はどちらでしょうか？
正解は、Aのスケートボードです！廃校の校庭に登場したのは、東京オリンピックでも話題になった、スケートボード場でした。その名も、「穂原スケートパーク」です。
子どもたちも、「やっほー！」「たのしい！」とスケートボードを楽しんでいる様子。
地元の皆さんで一丸となって作った施設！超パワフルな参加者も！？
きっかけは、「子どもたちが安全にスケートボードが出来る場所を作りたい」という、町の人の願いでした。
南伊勢スケートボード連盟会長を務めている舌古さんによると、「そんな話なら協力したい」といろんな人が言ってくれたそう。オレンジのバンクは地元の大工と作ったり、コブの山は地元の土建屋さんが作ったりと、皆さんの協力のもと作られた施設なのです！皆さん、良いものを作りたいと初めて作ったそう。「南伊勢良いとこなんですよ。本当に気持ちの熱い人ばかりなんです」と、町のあたたかさを教えてくれました。
設備のほとんどが町民手づくりの「穂原スケートパーク」。スポーツクラブ「みなみいせ元気ネット」や賛同した南伊勢町民などが協力し、およそ2年かけて完成しました！
ゆるやかな坂や段差も多く、上級者から初心者まで楽しめます。そのため、様々な世代との交流の場にもなっているそう！
「すごい技の共有をしあえる。」
「年下の子に教えてもらったりする。」
「大人たちとも友達になって、ここでしか会えないからよく来る。」
「年齢・性別関係なく仲良くなれる、すごく良い場所。」
皆さん、大絶賛で施設を楽しんでいます！子どもたちの笑顔が眩しいですね。
参加者の幅は広く、小さい子で5歳の子もいたそう。中には、超パワフルな参加者も！？舌古さんによると、「上だと78歳のおじいちゃんも来てくれた」とのことです！「せっかく出来たでやってみたいんや！」と参加したそう。
舌古さんは、「こんな人とも触れ合えて、子どもたちとも大好きなスケボーで遊べて、好きなことで地元に還元できていると実感できるのはうれしい」とコメントしています。舌古さんと地元の皆さんの熱い思いが詰まった、素敵な施設ですね。
子どもたちの将来の夢を聞いてみると、「スケボー選手になること！！」と元気よく答えてくれました。オリンピックにも出たいそうです！「穂原スケートパーク」は、子どもたちの夢を育み、人々の交流も生み出しています。
「穂原スケートパーク」は、無料で利用でき、午前7時から午後7時まで開放しています。スケートボードのレンタルも行っており、県外から訪れる人もいるそう。スケートボード好きの方も初心者の方も、スケートボードを楽しみながら三重・南伊勢町の活力を味わえる、「穂原スケートパーク」を訪れてみてはいかがでしょうか♪
