日間賀島で愛される「タコ」に注目!

今回のあらゆるサーチは、東海3県の地元あるある・第22弾。訪れたのは、名古屋から1番近い島として知られる日間賀島(ひまかじま)です。

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愛知県南知多町にある日間賀島は、河和港から船で約20分。周囲5.5kmで、およそ1,900人が暮らしています。これだけ近ければ、観光にも訪れやすいのではないでしょうか。そんな日間賀島には、地元民からも愛されるある名物がありました。

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それが、タコ!地元の方々は「タコは命」「明石のタコより美味しい」などと話します。

島内には70軒ほどの民宿や飲食店がありますが、その全店にタコのメニューがあるのだとか。また、町にはタコの描かれたマンホールやタコをモチーフにした駐在所、さらにお土産のお饅頭もタコの形。さらに、タコにまつわる逸話もあるそうで…

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漁師さんが漁に行った時に、網に仏像が引っかかってきたとのこと。その仏像を、タコが大事に守るようにして抱きかかえていたのだと言います。そのため、タコは日間賀島の守り神のような存在とされているのです。

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その仏像が祀られているというのが安楽寺。章魚阿弥陀如来がタコを抱えていたと言われており、「タコの吸盤=出会いを吸い寄せる」ということで、縁結びのご利益があるのだそうです。

日間賀島ではイベントでもタコ三昧

画像1: 日間賀島ではイベントでもタコ三昧

日間賀島ではイベントがあると、タコをなにかしら調理して食べることが多いのだとか。例えば、卒業生の子どもにタコを食べさせるイベントが。日間賀中学校の卒業式では豪華な海の幸が並び、タコの丸茹でなどを食べるのが伝統行事となっています。

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さらに日間賀小学校では、夏に「海に親しむ会」というものがあり、そこでご飯に出るのがタコカレーとタコ串。1日中、海と触れ合った後は、タコカレーでお腹を満たすのが恒例行事なのです。

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そして秋頃になるとタコを干物にして、お正月に食べるという習わしも。10月から島のあちこちで風に揺られる「干しだこ」。蒸して柔らかくしたものを、お正月に食べるのが鉄板です。これは、お酒にも最高のツマミになりそうですね。

このように、日間賀島ではタコが年中欠かせません。実際、島民の中にはほとんど毎日タコを食べるという方も。たいがいの家には、タコが冷凍庫に1~2杯あるのだと言います。他の地域から見ると、かなり珍しいのではないでしょうか。

日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

画像1: 日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

島民の方によれば、とれたてのタコは硬くて食べられないので、いったん冷凍庫に入れなければダメなのだとか。冷凍保存することで、柔らかさや歯切れがよくなると言います。これは生のタコを手に入れたら、ぜひ実践してみたいですね。

画像2: 日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

タコ料理の中でも、皆さん大好きなのが「たこ焼き」。月に何回も食べるという方、あるいはたこ焼き機を2個持っているという方もいます。たこ焼きは定番として、地域を問わず多くの方が食べたことがある料理でしょう。

しかし、それだけではありません。日間賀島にはその他に、代々伝わる驚きのタコ料理の数々が存在しました。

画像3: 日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

例えば「タコを入れたキムチチャーハン」。さらに辛い鍋には、必ずタコをブツ切りにして入れるのだとか。鍋にタコが入っていないと、ご主人に怒られるほど美味しいそうです。辛いものが好きな方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

画像4: 日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

また、お孫さんが好きだという「姿揚げ」。一度冷凍したタコを解凍し、生のままかたくり粉と塩・コショウで揚げます。すると、味がギュッとしまり、茹でたのとは違う味が楽しめるそうです。

画像5: 日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

特に聞き慣れない、変わり種と言える料理が「いもたこ地獄」。その名前からは、どんな料理なのか全く想像できません。その正体は、タコと里芋を煮た家庭料理のこと。島民の方によれば、タコの色素で赤くなる里芋が、地獄のように見えたため名づけられたのではと言います。

画像6: 日間賀島ならでは!代々伝わる絶品タコ料理

独特なタコ料理は、まだまだあります。子どもが喜ぶようにと、「流しタコ」のように食べさせているという方もいました。これは、普通の流しそうめんをやっている中に、たまにタコを流していくというもの。タコが流れる様に、子どもたちは大興奮するそうです。そうめんだけと比べ、タコを流すことで子どもたちは飽きずに普段よりいっぱい食べてくれるのだとか。料理としてはもちろん、子育て家庭なら真似したい一工夫です。

日間賀島に伝わる、さまざまなタコの伝統料理。気になるものがあれば、ぜひご家庭で試してみてください。機会があれば現地に赴き、本場の味を楽しんでみるのも良いのではないでそうか。

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