愛知県日進市の特産！ちょっと変わった可愛い野菜とは？
今週の「マチQ」は、米や白菜など農業の盛んな愛知県日進市。今が旬の、キュートな見た目で栄養たっぷりな特産品の野菜があるんです。
それがプチヴェールという、ケールを芽キャベツと交配した野菜です。青汁の原料として使われるケールの食物繊維やビタミンなど豊富な栄養と、芽キャベツの甘みをいいとこ取り。丸い形をした株から、外の葉っぱをめくって収穫するのが実の部分です。葉に隠れた小さい実の姿に、会場でも「可愛い」というコメントが聞かれました。
プチヴェールは、茹でるとさらに鮮やかな緑色に。どんな味かスタッフが食べてみると、「青臭さが全然なくて、とにかく甘みが強い」とのこと。生産者である尾東農産の酒井満さんによれば、ケールはちょっと苦みがある野菜と言われているものの、それがすごく抑えられているのだとか。寒くなればなるほど味がのってくるそうです。また、栄養価が高いことも魅力の一つ。さらに味も美味しいことが一番のきっかけとなり、酒井さんはプチヴェールづくりを始めたと言います。
約15年から、日進市やその周辺地域の特産品として栽培されているプチヴェール。日進市では特に盛んにつくられているのですが、果たしてその知名度は…？
酒井さんによれば「まだまだ」とのこと。やはり夏の時期は出荷しないため、そういう時期にもわかってもらえるように、なんとかもっと広めていきたいと話します。
もっと広く知ってもらうために取った作戦は…！？
そこで知名度アップに向け、実だけでなく葉も生かして、ある作戦に出ました。そこで、クイズです！
プチヴェールをPRするため、葉を使って開発した意外なものとは何でしょう！？
A.酢 B.スムージー
コメンテーターの遼河はるひさん、そして品田英雄さんのお二人はオンラインの参加です。どちらも悩まれている様子でしたが、このクイズは一斉に札を挙げて回答。すると回答が分かれ、遼河さんはA「酢」、品田さんはB「スムージー」を選びました。
遼河さんはクイズが出る前、直感的にスムージーかなと思ったとのこと。それでもAを選んだ理由について、「だけど意外なものとなっているから…酢かなと。」と教えてくれました。2つを比べて、意外性から選択したようです。確かに野菜のスムージーは想像しやすいですが、逆に酢はあまり思い浮かばないかもしれません。
これに対してBを選んだ品田さん。Bを選んだ理由について、「やっぱり日進の方はオシャレですから、ジューススタンドに並ぶようなスムージーにしたのでは。」と話します。
公式ツイッターでの回答結果は、Bの「スムージー」が73％で圧倒的な多数。Aの「酢」は27％でした。果たして正解は…！？
値段もリーズナブル！若者からお年寄りまで幅広く人気
なんと正解は公式ツイッターで少数、遼河さんの選んだAの「酢」でした！
酒井さんによれば、酢の健康なイメージと掛け合わせて、プチヴェールの高い栄養価をPRするために作ったのだとか。この結果には、会場でも「おー」「凄い」と驚きの声が挙がりました。
プチヴェールの栄養素が凝縮されたプチヴェール酢。葉っぱは普段なら食べない部分ですが、実は栄養がたっぷり！そのしぼり汁を発酵させて酢を作ることになったんです。リンゴの果汁を加えて、飲みやすく仕上げました。
プチヴェール酢は、若い人にもお年寄りにも人気があるとのこと。酒井さんは「プチヴェールといえば日進市や周辺地域で作っていると、みなさんに分かってもらえるように頑張って作っていきたい」と、酢製造に向けた思いを話してくれました。プチヴェール酢は“飲むお酢”として販売されており、炭酸水で割って飲む方もいるそうです。遼河さんはプチヴェール酢について、「栄養価も高いですし、お酢って普通に飲んでも健康に良いですけど、プラスプチヴェールの栄養価の高さもというところで、一回飲んでみたいです」と感想を話しました。
このプチヴェール酢は、JAあいち尾東の産直センターで購入することができます。値段はプチヴェールが1袋10個ほど入って198円、そしてプチヴェール酢は1本980円です。これなら、ちょっとお試しにでも買いやすい値段ですね。
そして、プチヴェールのプチ情報！生産者の酒井さんに、おすすめの食べ方を聞いてきました。それが、プチヴェールのベーコン炒めです。プチヴェールは油とも相性が非常に良く、こういう炒め物に最適。また、味もそれ自体が美味しいので、塩味でシンプルに味わっていただきたいということです。見ているだけで食欲をそそられ、一度は食べてみたくなります。
このプチヴェールの旬は2月下旬。今月いっぱいで終わってしまうということで、気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
