窯元好み!?常滑市の老舗酒蔵の日本酒「白老」が愛されるワケとは?

「マチQ」では、東海三県のマチに関するクイズを出題しています。今回は、愛知県常滑市の皆さんから愛される、老舗の酒蔵に関するクイズです。

画像1: 窯元好み!?常滑市の老舗酒蔵の日本酒「白老」が愛されるワケとは?

1848年創業、170年以上の歴史を持つ愛知県常滑市の澤田酒造。「白老」というブランドの日本酒を造る老舗の酒蔵です。

澤田酒造の社長、澤田薫さんによると、澤田酒造では、江戸時代末期から古式伝承された古い方法や道具を大事にして、濃醇で米のうまみのあるお酒を造り続けているんだとか!

画像2: 窯元好み!?常滑市の老舗酒蔵の日本酒「白老」が愛されるワケとは?

しっかりとした濃い味わいは、焼き物の街、常滑市ならでは。火を扱う窯元の方が、汗をたっぷりかいた後に飲むお酒として、先祖代々この味わいを造り続けてきました。

また、愛知県内ではここでしか使われていない古い道具を今も大切に使うなど、日本酒造りの多くの工程が、職人の手作業で行われています。

江戸時代から伝わり、今なお地元の皆さんに愛され続けている「白老」。その理由は、ずっと守られ続けてきた、米のうまみが凝縮された味わいにあったのですね

日本酒造りの心臓部「麹室」が火災!酒蔵の危機に支援の輪が広がる!?

澤田酒造では、伝統的な製法で約170年もの間、「白老」の味を守ってきました。
しかし、2020年11月27日、仕込みの最中に麹室を火災で焼失してしまったそう。

画像: 日本酒造りの心臓部「麹室」が火災!酒蔵の危機に支援の輪が広がる!?

麹室とは、蒸した米を使い、日本酒造りに欠かせない麹をつくる部屋のこと。香りや味わいにも影響する、まさに日本酒造りの心臓部とも言える場所が、焼失してしまいました。

「本当に呆然としてしまって・・・このまま廃業させた方がいいのではと感じていました」と澤田さん。

そんな絶望的な状況でしたが、常滑市民や各地の酒蔵などから多くの支援が集まり、なんと去年8月、麹室を再建することができたのです!
そして、この新しい麹室に生まれ変わったことにより、理想の日本酒がこれまでより造りやすくなったんだそう。

理想の日本酒が造れる!?新しい麹室の特徴とは?

画像1: 理想の日本酒が造れる!?新しい麹室の特徴とは?

ここでクイズです!
前の麹室とは違う、新しい麹室の特徴とは、一体何でしょうか・・・?

A. 部屋を増やした B. 天井を低くした

木曜レギュラーの須田亜香里さんはAを選択。「部屋を増やすと、効率よくたくさんお酒を造れるようになるのでは」という意見でした。

一方、萱野稔人さんはBを選択。「麹をつくるときに、温度や湿度が非常に重要になってくるのでは・・・。天井が低いと、これらのコントロールがしやすいように思う」と予想しました。

画像2: 理想の日本酒が造れる!?新しい麹室の特徴とは?

視聴者から寄せられた回答は、A「部屋を増やした」が26%、B「天井を低くした」が74%と、Bの回答がAを大きく上回る投票結果となりました!

果たして正解は・・・?

新しい麹室で白老の味が復活!?「新生白老」が誕生!

正解は・・・Aの「部屋を増やした」でした!

麹室を新しくするにあたって、今までひとつの空間だったところを作業ごとに部屋を分けたんだそう。

「商品ごとに、つくりたい麹のつくり分けができる環境を整えられた」と澤田さん。

画像1: 新しい麹室で白老の味が復活!?「新生白老」が誕生!

麹づくりは細かい温度管理が重要。部屋を分けることで、温度をより正確に調整することができるようになりました。

そして今シーズン、新しい麹室で造られた「新生白老」が誕生したんだとか!

画像2: 新しい麹室で白老の味が復活!?「新生白老」が誕生!

澤田さんは、「白老の味を表現でき、お客さんにも満足していただけたのではと思います。たくさんの方にご支援をいただいて出来た麹室です。これからも地域に根差して愛される酒蔵でありたいと思っています」とお話ししてくださいました。

心くじける出来事が起こっても決して諦めず、見事「白老」の味を再現した澤田酒造。この味を守り続けてほしいと願うたくさんの方の協力で、さらに進化した「白老」が誕生したのですね。

なお、澤田酒造の白老は、オンラインショップでも購入することができます。
歴史と伝統のある日本酒に、理想のお酒を造るための新たな工夫が加わった「新生白老」。ぜひ、愛知県常滑市の澤田酒造が造る「白老」を味わってみてはいかがでしょうか♪

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